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Quality ARTとは

Quality とは品質のこと。ARTとは高度生殖補助医療(ART: assisted reproductive technology )のことです。このサイトは、日本にある約580のART実施施設を質にこだわって紹介するために不妊治療情報センター・funin.infoが協賛する不妊治療施設とともに提供するものです。

 

不妊治療に関する技術や環境は本当に大丈夫なのでしょうか?
安心して治療を受けるためにも、しっかりした情報を伝えるガイドが必要になっています。

子どもを授かるための方法として行なわれている高度生殖補助医療(体外受精や顕微授精、そしてそれらに関係する技術)。この方法は、女性のからだから卵子を採り出して体外で培養して育てた胚を戻すという行程を踏むことから、その安全性および倫理感が大きな問題となります。実際に2009年、高度生殖補助医療ショック!とも言える「患者の胚(受精卵)を取り違える事故」が発生してしまいました。また、治療件数が年間19万件とも言われ、世界一となる日本。最近、その治療件数から生まれてくる生産児数の伸び率の低さも気になり始めているようです。取り違え事故の話題や第三者を介する代理母、卵子提供含め、関連して報じられるニュースによっては、この医療が生まれてくる子どもの未来と幸せ、そして家族のあり方などを考えたときに、本当に安全で安心して受けられるものかどうか、モラルはどうなっているのかとの懸念も生じ、希望として『どこの治療施設でも一定水準以上の医療で、しかるべきルールもきちんとしていること』を誰しも思い願うことでしょう。

一方で、人の寿命の長さから、まだまだ未知の領域を持つこの分野での診療需要に、現場レベルでの悪戦苦闘や努力もあることでしょう。しかし、その実態が社会ではなかなか分かり辛い面もあります。その背景としては、妊娠成立の複雑なメカニズムや女性の加齢による卵子の質の低下、夫婦それぞれの事情や治療施設それぞれの技術レベルや質の問題が絡んでくるからです。

行政による助成事業も展開される中、今後も高度生殖補助医療(ART: assisted reproductive technology )が健全に発展を遂げるよう、私たちは、できる限りの情報提供とその伝達をしていきたいと尽力しています。

2011完全ガイド参加施設(Quality ART施設)

ART診療をする施設の『これだけのことが分かれば治療を受ける上で十分な情報』と思われる案内部門を設け、現在30施設ほどを紹介しています。ここで紹介されているのは、病院(クリニック)の紹介に続き、1、治療の現状。2、治療をはじめる皆様へ。3、誘発方法と薬剤について。4、採精について。5、培養室について。6、胚移植について。7、妊娠について。の項目のそれぞれ詳細です。詳しくは、Quality ART施設のメニューから表示されるそれぞれの施設をご覧いただければ、アイコンでの紹介画面がすぐに開きますので、あなたの治療のご参考にしていただければ幸いです。転院の際にも、治療内容の違いなどをチェックしながらの情報収集に役立つことでしょう。

書籍『全国体外受精実施施設完全ガイドブック2011』と連動

本サイトは、先に発行の書籍『全国体外受精実施施設完全ガイドブック2011』と連動しています。
書籍版で分かることは、

全国体外受精実施施設 完全ガイドブック2011

・全国の体外受精実施全施設/診療実績を残している登録施設全569を紹介
・全施設・治療実施9項目案内/上記全569施設の案内は診療9項目表示を明記
・ピックアップクリニック31施設の完全ガイド/体外受精の実施状況がわかる完全データ
・治療施設の現場の様子/治療施設を取材した記事を掲載して一通り現場の様子がわかるよう編集
・その他/学会等関連団体や企業情報など
 本サイトよりも豊富な情報が書籍でご覧いただけます。

『全国体外受精実施施設完全ガイドブック2011』は、書店もしくはネットで購入できます。

ここに掲載ある完全ガイド参加施設の品質は?

制作にともない、全国のART実施施設へ数種類のアンケートを実施しており、その一つに『体外受精の現状調査』があります。本調査は、10項目100以上の質問から各治療施設の現状を探るもので、全171施設からの回答を集計し、総合的に結果をまとめています。

結果からは、それぞれの治療施設の差を痛感しますが、完全ガイドに参加された施設(メニュー:Quality ART施設)の信頼性は、その情報内容および公開姿勢からもトップクラスと考えられます。

では、他の施設がどうなのかということになりますが、基本は人(医療者)が人(治療を必要とする受療者)の生殖を、子どもが欲しいという夫婦の願いにより手を施すわけですから、そこに親身になって適切な技術と設備環境で、的確にその治療を行ない、その結果を正直に公開できていれば十分な評価に値するものと考えています。ただ、有名だからというだけでは、今後、安心に欠ける面もでてくることも考えられるでしょう。

幸せな顔がある

不妊治療には、『子どもができた時』の夫婦の幸せな顔があります。無事出産してのさらなる幸せな顔があります。
『子どもが欲しい』という願いに、夫婦にも医療者にもそれぞれができるだけのことをしてきたという満足感もあることでしょう。
また、それが正当に得られることが、体外受精の品質の証の一つといえるでしょう。そして、実際に年間2万人ともいわれるお子さんがARTで誕生しています。治療に臨んだ数が19万件としても、一昔前の治療がない時代から比べれば立派なものではないでしょうか。

何はともかく、あなたの治療が満足なものであるように、ぜひ本質を知って治療に臨んでいただくためにも、本サイトをご覧下さい。