培養室は、体外受精の要です。採卵された卵子が検卵され、成熟卵子であれば精子と受精することで受精卵ができます。受精方法には、すでに1-7項で出たようにいろいろな方法があります。受精後、受精卵(胚)は分割して成長します。今の移植法の多くが凍結融解胚盤胞移植ですから、それに向けて胚盤胞まで育つよう培養し、凍結保存します。これら作業が行われるのが培養室です。培養室は同時に、夫婦の遺伝情報を持つ生命の元が管理される大事な部屋でもあるのです。
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