実施数について

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9-1. 体外受精の実施数と妊娠・出産、そして患者年齢

年間の治療周期数

年間の治療周期数については2015年4月~2016年3月までと期間を明確にし各施設から回答をいただきました。年間の治療周期数、採卵手術件数、採卵個数、胚移植数、妊娠数、出産数に回答のあった88施設について見ていきましょう。
治療周期数は51,245件でした。通常媒精では20,524件、顕微授精では30,721件で顕微授精が多くなっています。

年間の採卵件数など

採卵手術件数は、平均586件、最多件数は5,410件で、最少件数は1件。採卵個数は平均3061個、最多が25,213個、最少が6個。胚移植件数は平均541件、最多が2,693件、最少が2件でした。
最多と最少を比べるとだいぶ幅があることがあり、施設の規模、患者数などに大きな差があることがわかります。平均で出してしまうとわかりづらい部分もあるので、これを最頻値で出すと、採卵手術数は100件、採卵個数は250個、胚移植数は40件となります。

体外受精患者の平均年齢 

妊娠数については11,970件で、患者平均年齢と同じように35~39歳の年齢層の患者が多く約半数を占め、5,082件ありました。これは出産数についても同様で7,144件のうち35~39歳が3,191件です。
これらから、51,245件の治療周期数のうち妊娠は11,970件(23%)、出産は71,44件(14%)と捉えられますが、実際には出産は前年度の胚移植も関わってきますので相対的な結果として見てください。

妊娠数と出産数

妊娠数については11,970件で、患者平均年齢と同じように35~39歳の年齢層の患者が多く約半数を占め、5,082件ありました。
これは出産数についても同様で71,44件のうち35~39歳が3,191件です。これらから、51,245件の治療周期数のうち妊娠は11,970件(23%)、出産は71,44件(14%)と捉えられますが、実際には出産は前年度の胚移植も関わってきますので相対的な結果として見てください。

患者の最高齢と出産最高齢

患者の最高年齢の分布は40代後半が多く、中でも最高年齢は56歳。出産の最高年齢の分布では、40代前半に多く、最高出産年齢は47歳で、45~47歳まではそれぞれ10~15件程度あり、厳しい状態ではあっても希望はあるともいえます。また、自分たち夫婦が何歳まで治療を行うかの参考にもなるでしょう。

体外受精の実施数と妊娠・出産、そして患者年齢

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