妊娠判定について

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8-2. 妊娠判定後について

陽性の場合

妊娠判定から、妊娠何週までを診ているのでしょう? 妊判後の診察日では、1週間後となる7日が103施設と多く、8日以降が16施設、1週間内となる1~6日が17施設。当日が2施設ありました。妊娠判定日が妊娠4~5週くらいだとすると、7日後には胎嚢、場合によっては心拍が確認できるため、診察日となる治療施設が多いのでしょう。
妊婦健診については、妊娠16週までは体外受精を行った治療施設で行っているが82件あり、20週以上も行っている治療施設が21施設あり、このうち分娩までと回答しているのが5件ありました。病院群別でみても、それぞれの有効回答数からの比率に大きな差はなく、大学病院などの大きな病院、またクリニックなどでも妊娠16週くらいまで妊婦健診をしているようです。

陰性の場合

陰性の場合の診察日と、次の治療周期まで診察の様子では、次周期までとくに診察がないとするところが100施設と多く、14日後の診察が15施設、7日後が12施設、5日後が4施設でした。次の治療周期をどのようにするかを決める、また順調に月経周期が進んでいるかを確認するには、診察も必要になってくるでしょう。

陰性時の患者への対応

妊娠しなかったときは、辛さと悲しさ、喪失感などで心がいっぱいになります。その時の患者への対応、フォローは大変重要です。では、誰が対応しているのでしょう。その担当を尋ねたところ、看護師が65施設と多く、カウンセラーが22施設、コーディネーターが15施設、培養士が6施設とあり、施設によっての違いとともに、治療の要所要所の説明含め、看護師が医師と患者の間で重要な役を担っていることも伺えるようです。
辛い気持ちのまま帰らずに、きちんと話を聞いてもらって少しでも心を落ち着けてから帰りましょう。

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