胚移植について

  1. ホーム
  2. 体外受精の現状
  3. 胚移植について
  4. 多胎妊娠のリスクに関する説明

6-6. 多胎妊娠のリスクに関する説明

6-4で、2個胚を夫婦の希望に応じて行うことがあるとしている現状や、6-5でも双子の希望に応じることがある現状がわかります。
多胎妊娠は、母子ともにリスクの高い妊娠経過と出産になる傾向があります。胎児数が多くなればなるほど胎児へのリスクも母体へのリスクも高くなり、赤ちゃんも小さく生まれてきます。子宮の中は、キツキツ状態で赤ちゃんにとっては快適な環境とはいえないでしょう。親は望んで高くなったリスクですからガマンをして、耐えればいいかもしれません。でも、子宮の中で育つ赤ちゃんは、その環境を望むでしょうか。
体外受精でやっと授かった命が、予想外の双子であれば、母体と2つの命を守り抜くしかありません。ですが、夫婦が希望したことが命を危険にさらすことにつながるのであれば、それは回避すべきです。
この多胎妊娠に関する説明を実際にどの程度行っているのかについては、積極的に行っている、または行っているの回答を合わせ148件でした。このリスク説明は大変重要で、医療の質の高さにもつながることでしょう。

多胎妊娠のリスクに関する説明

Purchase本の購入はこちら

本誌では病院情報などさらに詳細を掲載しております。

本の購入はこちら 体外受精を考えているみなさまに、ぜひ読んでいただきたく、私たちは毎年、体外受精実施施設に特別アンケートを実施し、回答を集計するとともに全国の体外受精実施施設を紹介しています。 このサイトは、その中の情報をベースにしています。

書籍版では、回答のなかった施設含め、全国の体外受精実施施設の情報がご覧いただけますので、ぜひご購入してご覧ください。

サイトと違い、お手元におくことで、読みやすく、チェックもしやすく、集中してご覧いただけるでしょう。そして、体外受精のことや受けるために参考となる知識を十分に得ることができるでしょう。