5-9.精液調整方法
精液検査方法と検査機器の使用
検査は、培養士が目視で行う方法と検査機を使用する方法があります。前者が67%、検査機器と併用しているが24%で、検査機器だけという施設は9%でした。
培養士(検査技師)が目視で精子をカウントすることが大半ですが、検査機器でしかわからない精子の速度などもあります。今後、そのような面も含め取材などで確認したいと考えています。
精液調整の方法は
調整法では、密度勾配法とスイムアップ法の実施率も表記しました。精子の調整は、通常媒精と顕微授精では違いがある場合もあります。通常媒精では精子の力で受精していきますが、顕微授精は培養士が運動性の高い精子を選び注入します。そのため通常媒精よりもさらに遠心分離を行う回数を増やして調整したり、精子数が少ない場合、遠心分離などを行うことによって、さらに数が減ることから回数を減らすこともあるようです。