培養と培養室について

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5-8.培養室内でのミスについて

人の行うことに絶対はありません。ミスを起こさないように、また起こらないような体制作りをしても100%ミスを起こさないようにすることはできないのも事実です。実際に培養室でのミスは起こっています。治療を受ける夫婦は、自分の身に起こるとは考えていないかもしれませんが、注意として知っておくとよいでしょう。
ミス発生時は医師も把握できるシステムであるという回答が多い点は安心できますが、若干数ではあっても封印されるケースは憂慮すべきで、私たちがメール相談で把握している胚の紛失などについても、同施設からの回答にはミスがないとの返事もあり、情報の信頼性を問いたい面もあります。

培養室の1日のスケジュール (参考例)

08:00 出勤 「おはようございます!」着替え
08:10 培養室へ インキュベータなどの機器類の点検、確認
08:15 受精確認 前日の媒精(IVF)の受精確認
08:45 分割確認 胚の成長、分割の確認
09:30 採卵 採卵時には卵子が採れているかを検卵
09:00 打合せ Dr.に患者さんの卵の状態を報告
10:00 精液検査 精液検査と調整(精液検査希望者はほぼ毎日)そして卵子の成熟度検査
11:00 患者へ説明 体外受精する患者さんに説明
13:00 体外授精 媒精(IVF)&顕微授精(ICSI)
14:00 胚移植 胚移植のために移植胚の準備
15:00 凍結 胚の凍結、保存
16:00 明日の準備 明日に備え、ディッシュの準備
17:00 そうじ 掃除は毎日
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